- マウスピース矯正で失敗?
 後悔しないための方法を解説
- update:2024.10.17
- マウスピース矯正は従来のワイヤーでの矯正方法と比べ、「目立ちにくい」「痛みが少ない」などのメリットが多いことから人気の矯正方法です。 - しかし「マウスピース矯正」で検索すると「失敗」「おすすめしない」など不安になる内容を目にすることもあります。 - そこで今回はマウスピース矯正に関する失敗例、失敗を防ぐための回避方法を解説していきます。 - 目次 - 1.マウスピース矯正の失敗例4選 - 1-4.噛み合わせが悪くなった - マウスピース矯正の失敗例4選 - マウスピース矯正の失敗例にはどんなものがあるのでしょうか。具体的な失敗例をみていきましょう。 - 1.歯根が露出してしまった- 歯が長くなってきた、歯茎が下がってきたな、と感じた場合は歯根(歯の根本)が露出している証拠です。この現象のことを「歯肉退縮」と呼びます。 - これは、歯に無理な力が加わり、過度に歯を動かしてしまったり、歯の移動位置を歯根槽のない部分に移動させてしまった場合に起こります。 - マウスピース矯正の治療計画はデジタル化されていますが、デジタルの計算上では歯を動かすことができても、CTなどで確認してみると実際には難しい治療計画となっていることもあるため注意が必要です。 - 予防するためには歯科医師による精密な治療計画が必要です。 - また、装着時間を守らないなど、患者側の要因で歯肉退縮が起こることもあります。マウスピース矯正は1−2週間ごとに新しいマウスピースに交換していきます。1枚のマウスピースの装着時間が短いと、次に新しいマウスピースにした場合に予定通り歯が移動できません。無理な力が加わることで歯根が露出してしまう場合があります。 - 歯肉退縮が起こると、見た目の問題や知覚過敏などの問題が発生してしまいます。 - 2.思っていた矯正効果が出なかった- マウスピース矯正は1日20時間以上の装着を必要とします。また、マウスピースでの矯正が終了した後は「リテーナー」という保定装置の装着が必要になり、綺麗な歯並びを定着させる必要があります。 - しかしマウスピースの装着時間を守らなかったり、リテーナー装着の必要性を理解していない場合、計画通りに歯列が並ばなかったり、「後戻り」が起こり以前の歯列に戻ってしまう可能性があるのです。 - 3.治療期間が長引いた- 装着時間を守らない、マウスピースを順番通りに装着しなかった、治療途中に虫歯ができた、などが原因で予定よりも治療期間が長引いてしまう場合があります。 - 1日20時間の装着を行えない場合、次のマウスピースを装着する時期になっても歯が計画通りの位置に移動していないことがあります。その場合、無理に次のマウスピースを装着すると違和感や痛みが強く感じられたり、綺麗な歯並びにならずにマウスピースの作り直しになってしまう場合があるのです。 - また、オーラルケアを怠ることで虫歯や歯周病にかかり、その治療のために矯正治療が中断されることがあります。 - 5.噛み合わせが悪くなった- マウスピース矯正の治療途中で一時的に噛み合わせが悪くなることがあります。これは歯を動かしていく過程での一時的なものなので最終的に噛み合わせが整えば問題ありません。 - しかし、審美性を追求するあまりに機能性にまで結果が追いつかず、見た目は綺麗になったけれど噛み合わせがずれてしまった…。ということもあります。 - 特に上下の正中がずれてしまうことがあるため注意が必要です。 - 治療開始の段階で噛み合わせがどう変化するか確認していきましょう。 - 失敗を防ぐための方法 - 1. 装着時間をしっかり守る- マウスピース矯正中の「治療期間が伸びてしまう」「期待していた治療結果が出なかった」といった失敗例の原因の多くは、「装着時間・装着期間を守れなかった」ことによるものと考えられます。 - 高い治療費用をかけて矯正治療を行う以上、治療に積極的に向き合うことが大切です。 - 期待する治療結果が得られるよう、主治医の指示の元、確実に治療を進めていきましょう。 - 2. マウスピースや歯の手入れを欠かさない- 矯正治療の途中で歯周病や虫歯になってしまった場合、治療計画が崩れてしまう場合があります。 - 歯周病、虫歯のリスクを減らすためには、定期的なオーラルケア、適切なマウスピースの取り扱いが必要になります。 - マウスピースを外した後は、ブラッシングやマウスウォッシュを使用し、口腔内を清潔に保ちましょう。また、マウスピース自体も柔らかいブラシでブラッシングしたり、洗浄剤を用いて清潔を保つよう心がけましょう。 - 3. 実績・経験・技術のある歯科医師を選ぶ- マウスピース矯正は、矯正歯科を専門とする歯科医師でなくても治療を進められるプログラムが組んであることがあります。 - そのためデジタル上での治療計画が先行してしまい、審美性ばかりに目が行ってしまうため、噛み合わせや患者自身の不快感に目がいかない場合があります。 - そのため、マウスピース矯正を行う際には、実績が多くあり、丁寧なカウンセリング、説明を行ってくれる歯科医師の元で行うようにしましょう。 - 4.矯正中に違和感を覚えたらすぐに歯科医師に相談する- 不安なことや疑問が生まれた場合には、すぐに歯科医師に相談することをおすすめします。 - 歯科医師でなくても、歯科衛生士や病院のスタッフが返答してくれる場合もありますが、不安や疑問は自分で解消せず、表に出すことで失敗を防げる場合があります。 - 北海道函館市に位置する「にしかわ歯科本通りクリニック」では、「クリアコレクト」でのマウスピース矯正を導入しております。また、日本歯科審美学会の認定資格である「ホワイトニングコーディネーター」の衛生士が4人在籍しています。患者様の状況をしっかりとカウンセリングし、治療させていただきますので、マウスピース矯正、ホワイトニングを検討されている方はぜひご相談ください。マウスピース矯正中に生じた様々な不安、疑問にも丁寧にお答えしていきますのでいつでもご連絡ください。 
記事監修者 院長 西川卓志


















