• 函館・にしかわ歯科・マウスピース矯正
  • 函館・にしかわ歯科・診療案内
  • 記事監修者 院長 西川卓志
      • マウスピース矯正は痛い?
        痛みの原因と対処法5選!
      • update:2024.4.11
      •  

        マウスピース矯正は痛い? 痛みの原因と対処法5選!

         

        「矯正って痛いんでしょ?」と聞かれることがよくあります。矯正中の痛みを調べてみると、「痛すぎるー!」とか、「痛い、死にそう…」など、矯正真っ只中の方のつぶやきをよく目にします。

         

        マウスピース矯正はワイヤー矯正と比べると痛みはマイルドです。

        当院ではマウスピース矯正が痛くて中断した方はいらっしゃいませんが痛みの感じ方には個人差があります。そこで今回は痛みの原因と対処法について解説していきます!

         

        目次

        痛みの原因

        1.歯が移動しているため                   

        2.歯根膜が敏感になっているため                  

        3.粘膜が刺激されるため                      

        5.顎間ゴムによる痛み                       

        6.後戻りによる痛み                        

        痛みの対処法

        1.痛み止めの服用                         

        2.食べ物を柔らかいものにする                   

        3.マウスピースの装着時はリムーバーなどを使用し、ゆっくり優しく  

        4.マウスピースは清潔に扱う                    

        5.定期的な受診                          

        痛みを感じる時の注意点

        1.長時間マウスピースを外すのはNG                

        2.冷やしたり、温めたりすること    

        痛みの原因

         

        1.歯が移動しているため                   

        マウスピース矯正では、歯と歯茎が新たな位置に調整されるため、一時的な痛みを感じることがあります。現在の歯並びと、設計された歯並びのズレが大きいほど痛みが強くなります。
        痛みとしては、ぎゅーっと締め付けられるような感覚を訴える方が多いです。痛みを強く感じるタイミングとしては、矯正開始後2−3日、新しいマウスピースに交換した後1−2日は痛みを強く感じやすいと言われています。その後、3日をすぎると徐々に慣れていきます。
         

        2.歯根膜が敏感になっているため                  

        以下の図のように、歯の周りにある歯根膜は、強制力が加わり歯が移動してくると、歯が動く側の歯根膜は縮み、反対側は引っ張られて伸びていきます。その伸び縮みした部分を周りにある骨が新しく作られたり吸収されたりすることで歯根膜の厚さを保ち、徐々に骨が移動していきます。

        この歯根膜は、食べ物を噛んだ時に、クッションのように歯にかかる衝撃を和らげる働きをしています。

        マウスピース矯正中は歯根膜が伸び縮みしており敏感な状態となっているため少しの刺激でも痛みを感じやすくなるのです。そのため、硬いお煎餅やお肉など、噛む力を強く必要とする場合には痛みが強く感じられます。 
         

        3.粘膜が刺激されるため 

        マウスピース矯正は、物理的にマウスピースが歯茎、粘膜を刺激してしまい痛みを感じることがあります。また、マウスピースをしっかり固定するために歯に固定するアタッチメントと呼ばれる突起物が粘膜を刺激することがあります。

        特にマウスピースを外した際にアタッチメントが裸の状態になるため、食事の際など口を動かすときに傷つけてしまうことがあります。
         

        5.顎間ゴムによる痛み 

        顎間(がっかん)ゴムとは、上下の顎の咬み合わせのズレを是正したり、上下の歯をよくかみ合わせるために使用する小さな医療用のゴムのことです。

        このゴムを使用した後は、強制力が高まり、痛みが強まることが考えられます。
         

        6.後戻りによる痛み 

        マウスピース矯正は、1日に20〜22時間装着しなければ有効的に歯を移動させることができません。  マウスピースを外している時間が長くなってしまうと、歯は元の位置へ戻ろうとしてしまいます。1日中外してしまった場合にはマウスピースをはめたときに窮屈な感じや痛みを伴う場合があります。

        そのため、決められた装着時間をしっかり守ることが大切です。
         

        痛みの対処法

        1.痛み止めの服用                         

        痛みを強く感じる場合は、歯科医師に相談した上で痛み止めを内服してみるのも1つの方法です。しかし、長期間常用してしまうと痛み止めの抗炎症成分が骨代謝を阻害し歯が移動しづらくなってしまう場合があります。

        自己判断での内服ではなく、歯科医師の指示に基づいた内服をおすすめします。

         

        2.食べ物を柔らかいものにする

        前述したとおり、矯正中は歯根膜が敏感になっているため、硬いものや噛み切りにくいものを食べると痛みが増してしまいます。

         

        痛みが強い時にはお粥やゼリー、スープなどなるべく噛まなくても飲み込めるものに変更すると痛みが緩和されます。

         

        3.マウスピースの装着時はリムーバーなどを使用し、ゆっくり優しく  

        マウスピースは、歯にピッタリと密着しているため、慣れるまでは取り外しが難しいと思われます。そのため、リムーバーと呼ばれるマウスピースを取り外すための器具を使用すると口腔内への刺激が少なくすみます。

         

        着脱時はマウスピースで粘膜を挟み込んでしまったり、爪で粘膜を傷つけてしまうことがあるため、ゆっくり、丁寧に行いましょう。

         

        4.マウスピースは清潔に扱う

        矯正器が清潔であることで歯茎への刺激が減少し、虫歯のリスクも低くなります。

        洗浄の頻度としては毎食後をおすすめしますが、うがいだけでもよいでしょう。1日に1回は洗浄するようにしてください。洗浄方法としては柔らかいブラシや指で優しく洗い、ぬるま湯で洗い流してください。

         

        また、2−3日に1回は洗浄液につけることをおすすめします。

         

        5.定期的な受診 

        定期的に歯科医師のチェックを受けることで、不適切なフィット感や他の問題を早期に察知し、痛みを軽減することができます。マウスピースの縁が当たってしまう場合には、縁を削ってもらうなどの対応をしてくれる場合もあります。

        また、定期的に受診することで、口腔内の衛生を保つこともでき、虫歯発生のリスクを低減することができます。

         

        痛みを感じる時の注意点

        1.長時間マウスピースを外すのはNG 

        痛いからといって長時間外してしまうと、後戻りの原因となり、再装着した時にさらに痛みが強くなる可能性があります。一時的に外した際には痛み止めなどを飲んで、その後なるべく早く装着するようにしましょう。歯並びが整いにくいというリスクもありますよ。
         

        2.冷やしたり、温めたりすること

        冷やすと血流が悪くなり、歯が移動しにくくなる可能性があります。逆に温めると血流が良くなり痛みが増してしまいます。なるべく刺激は与えない方が良いでしょう。
         
        北海道函館市に位置する「にしかわ歯科本通りクリニック」では、「クリアコレクト」でのマウスピース矯正を導入しております。患者様の状況をしっかりとカウンセリングし、治療させていただきますので、マウスピース矯正を検討されている方はぜひご相談ください。

にしかわ歯科本通クリニック・pagetop